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EXPRESSWAY PRIDE #03 サービスエリア事業

進化・多様化するサービスエリア戦略

休憩施設の
次なる可能性を
切り拓く誇り。

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高速道路上で近年大きな変化を遂げつつある、サービスエリア。
多様化する利用者のニーズにもっと応えられるように。
地域ごとの魅力を発信しながら、ともに発展していけるように。
これまでにないクリエイティブな発想やチャレンジのもと、新しい形の施設が次々と生まれている。
単なる休憩地から、旅の思い出をどこまでも豊かにできる場所へ。これからのサービスエリアには、無限の可能性が広がっている。

  • 事務職

    髙畑 宏雪 Hiroyuki Takahata

    ネクセリア東日本(出向) 
    2016年入社
    地域政策学部 観光政策学科 卒

  • 土木職

    藤崎 宏典 Hironori Fujisaki

    本社 サービスエリア事業本部
    サービスエリア事業部 サービスエリア事業課 
    2008年入社
    新領域創成科学研究科 自然環境学専攻 修了

  • 施設職

    宮本 啓太 Keita Miyamoto

    本社 サービスエリア事業本部
    サービスエリア事業部 サービスエリア事業課 
    2010年入社
    自然科学研究科 環境共生科学専攻 修了

サービスエリア事業の概要

Hiroyuki
Takahata
建設技術本部、横浜工事事務所で
それぞれ用地業務を担当。
現在は、ネクセリア東日本に出向中。

何十年先までも、
満足してもらえる
エリアをつくる。

利用者目線で快適性を追求する

NEXCO東日本は現在、「礎づくり」と「華づくり」をテーマに、サービスエリア・パーキングエリア(SA・PA)の整備に取り組んでいる。食事やお土産などの基本的なサービスを提供する「礎づくり」、立地条件に応じて地元特産品の販売など個性的なサービスを目指す「華づくり」、この2つを追求し、より魅力的なSA・PAにしていこうとするものだ。
 特に「華づくり」では、バラエティ豊かなサービスを目指した「Pasar(パサール)」や、地域性を凝縮し、旅のドラマを演出する「ドラマチックエリア」、独自の世界観を演出する「テーマ型エリア」を展開し、ブランド化を図っている。
 「テーマ型エリアには、『鬼平犯科帳』の世界観で統一した東北道 羽生PA、著者ゆかりの南仏プロバンスを模した関越道『寄居 星の王子さまPA』があります。お客さまには、ビジネスの方もいれば旅行の途中で立ち寄られる方もいます。そのため、同じようなSA・PAを展開するのではなく、ベーシックなものから、テーマ型、大規模商業施設のようなものまで、それぞれ特徴を持ったタイプを各地にちりばめることで、より多くのお客さまのニーズにお応えしようとしています」
 そう説明するのは、ネクセリア東日本 事業計画部の髙畑宏雪。ネクセリアはNEXCO東日本のグループ会社で、SA・PA施設の運営の他、設計素案なども行う。髙畑は、おもに施設のデザイン・レイアウトを考える部署で、SA・PA全体をプロデュースしていく役割を担っている。現在、手がけているのは、首都圏にあるSAのリニューアル案件だ。
「本件では、老朽化した施設の改築に向けたコンセプト作成や利用シーンの想定、売上のシミュレーションなどを行いました。デザインやレイアウトについて建設コンサルタントと相談したり、建築基準法や消防法との兼ね合いを考えたり。例えば、『庇の高さやトイレ棟との接続通路を市の規制の範囲で調節し、商業施設に快適にアクセスできる環境にする』など、実現したいことと折り合いをどう付けるかが勝負所です」
 苦労する点は、やはり関係部署との調整だという。以前建設コンサルタントから、斬新なデザインを提案されたことがあった。期待感あふれる内容だったが、議論の末、彼は修正を依頼した。
「SA・PAはいろいろなお客さまに365日使っていただく場所ですし、何よりこの先何十年も残っていくもの。魅力的な案でしたが、やはり目新しさを優先させるだけではいけません」と髙畑は、毅然と語る。
 管理者の目線はもちろん、何よりも利用者の目線を大事にする。何が正解かは、考えてもなかなか答えが出るものではない。それでも彼は、利用者のための最大公約数をイメージしながら仕事に取り組んでいる。

Hironori
Fujisaki
上越管理事務所や、ネクスコ・メンテナンス関東への出向、横浜工事事務所などを歴任し、本社 サービスエリア事業本部に。

調整の連続を
乗り越えて、
オープンを迎える喜び。

北関東道 太田強戸PA

「サービスエリア事業は、NEXCO東日本の中でも特にお客さまに近い事業だといえます。直に立ち寄られる場所なので、良ければお褒めの言葉をいただけるし、逆にお叱りを受けることもある。その意味では、お客さまとの真剣勝負の場だという思いです。そのために、できることはすべてやる。そういう意気込みで日々取り組んでいます」
そう語る藤崎は、サービスエリア事業課において、エリア改良計画、エリア改良の効果検証、商業施設投資判断、施設設計、自治体等との協議、用地整理などを担当しており、その業務は多岐にわたる。2016年から現在の部署に配属され、2018年7月に新設された北関東道 太田強戸PAに関する業務に携わった。
 「私がおもに担当したのは、まずは商業施設投資判断、次に商業施設設計、そして外部開放調整です。投資判断では、建設に充当できる投資規模を算定するために、太田強戸PAの前面交通量(PAが面している区間の交通量)、類似エリアの実績(客単価、購買率、エリア運営費用)などのデータを参考に、開業後の売上予測、運営のために必要な費用予測を立て、NPV(正味現在価値)、IRR(内部収益率)などといったファイナンスの指標に照らして繰り返し試算を行いました。PAの利益を最大化するための効率的な投資規模を見極めるのです。健全なエリア運営はお客さまに対する責務だと考えています」
 施設設計においては、藤崎は、従業員や関係者が利用する商業施設後方スペースの構造にこだわった。日常的に使用する人が一番使いやすい構造について、限られた時間の中で模索し続けた。
「建物は建てて終わりではありません。建てた後にはそこで働く方がいます。少しでも働きやすい環境でお客さまと向き合っていただくため、彼らの意見を取り入れながら設計を進めました。そのひとつとして、台車用のスロープを1本追加する設計変更を施工に反映させました。時間もなく調整には難航しましたが、今ではそのスロープが従業員のメイン動線になっているという現場の声も聞こえるので、良かったなと思います。ES(従業員満足)向上なくしてCS(お客さま満足)向上はありませんから」
 そして、外部開放調整とは、具体的には一般道からSA・PAを利用できる出入口の整備だ。
「地域の方々にも利用していただけるように行っている施策です。当社では愛称『ウォークインゲート』と名付けています。太田市と綿密な協議を重ね、地域の方々を積極的にお迎えできるような姿を一緒に考え、実現に向けて調整を図りました。また、ウォークインゲートのロゴデザインについては私が担当して全社展開を行ったものなので、今でも目にすると嬉しくなりますね」
太田強戸PAのオープン当日、開業時間前から大勢の方がウォークインゲートの前に並んでいた。「誰にでも利用しやすいSA・PAをつくるため、ひたむきに努力した甲斐があった」と、藤崎は行列を見て心から感じた。

Keita
Miyamoto
所沢管理事務所、札幌管理事務所、新潟支社、関東支社を経て、本社サービスエリア事業本部に。

地域の魅力を活かしながら、
サービスエリアの価値を
さらに高めていく。

関越道 Pasar三芳(上り線)

サービスエリア事業では、まず「建てる、建てない」を検討し、建てるとしたらどういう形態(Pasarやドラマチックエリア、テーマ型エリア等)なのかを決めていく。さらに、工事の進捗管理や予算の管理を行い、地域らしさをどう演出するのかを考え、施設内のテナントについても確認を行う。このように、商業施設ができるまでの一連の業務に携わっていく。
 藤崎と同じくサービスエリア事業本部に籍を置く宮本は、「ドラマチックエリア」として生まれ変わる首都圏のSAの改築計画に携わっている。また、ネクセリア東日本に出向中の髙畑もこの計画にかかわっているため、顔を合わせる度に話をするという。
「このSAは首都圏と北関東の境目の位置で、ドライバーが休憩するタイミングとしてちょうどいい場所にあります。また、ここならではのロケーションや隠れた特産品もあるので、地域の持つ強みとして計画の中に組み込みながら、みなさんに喜んでいただけるリニューアルにつなげられればと思っています」
 2018年8月に現在の部署に配属された宮本は、まず社内の関係各所と意見を共有するための資料の作成を任された。施設職として入社した彼にとって、それまでまったく聞いたこともないファイナンス用語は戸惑いを覚えるものだった。

関越道 赤城高原SA(上り線)〔ドラマチックエリア〕

「改築に伴う投資額はいくらか、費用及び収益を適正に想定することが難しかったですね。例えば収益の場合には、同規模の過去事例を参考に購買率・客単価を考慮したり、近隣エリアのオープンによる影響などを推測したり、さらには消費税増税の影響を確認したりとさまざまな想定を行う必要がありました」
先輩の助言も受けながら、どうにか資料を完成させた宮本。努力の甲斐あって、無事に経営会議、取締役会議を経て、建替投資が承認されることとなった。
「嬉しかったですね。これで、事業の設計・工事まで夢を見続けることができます。現在はまだ基本計画段階ですが、今後はより具体的な計画策定、そして施工段階へと移っていきます。すでにリニューアル済みの他のSA・PAを見ると、同じようにうまくオープンさせたいという意欲がわいてきます。お客さまに満足してもらうために、ソフト・ハード面ともにより正確なニーズを追求していけるようプランニングしていきます」と意気込みを見せる。また、急増するインバウンドへの対応及びラグビーワールドカップ、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、商業施設内のJISによるピクトサインの見直しや4カ国5言語対応を図るためのサイン改修等の対策を予定している。
 現在は、飲食物販の商品展開を考えているという宮本。SA・PAの特性をうまく活かしながらお客さまのニーズを満たしていくことで、エリアとしての可能性はますます広がっていくはず。彼の夢は、まだ始まったばかりだ。

MESSAGE 学生のみなさんへ

  • 事務職

    就活は、社会の見方を変えられるチャンス。本当にやりたいことを自分自身に問い続けてください。

  • 土木職

    「何ができるか」を考えるのも大事ですが、「何がやりたいか」という気持ちも大切にしてください。

  • 施設職

    職場の雰囲気は本当に和気あいあいと明るいので、コミュニケーションも取りやすくて安心ですよ。